スタートアップや新規の事業立ち上げ、独立創業など新たなスタートに当たっては、何かとお金が掛かりますね。その中で事業案内、名刺代わりとしてホームページの公開にどの程度の予算を充てられるのか。『あった方がいいのは分かるけれど、調べてみると結構な費用が掛かるらしいから取り敢えず拡散力があってタダで使えるインスタグラムをホームページ代わりにしよう。』と考える方がいてもおかしくはありません。あるいは、『若い人はみんなインスタ見てるから、うちはインスタで十分!』と考えている方もいると思います。
インスタを代表とするいわゆるSNSをホームページの代わりに使うという事はありでしょうか、なしでしょうか。SNSを利用する場合のポイントとは…。
近年、特に飲食店や美容室、個人ショップなどではホームページは持たずにインスタだけというケースも増えています。しかしそれだけでビジネスが成り立つかというと、業種やターゲットによって向き不向きがはっきり分かれます。 Instagram、Facebookページ、LINE、X(旧Twitter)はじめ様々なSNSの利用ユーザー構成は、それぞれ異なります。インスタは10~20代が全体の70%を越え、Facebookで最も多い世代は30~40代で約40%、Xは20代が約80%と最も多くインスタに近い分布となっています。LINEは様々な社会サービスにも利用されているためほぼ全世代型、YoutubeもLINEと同じく全世代に渡って広く利用されています。ちなみにTiltokは10代が突出して多く(67%)多く次いで20代。
SNSの利用を考える場合には、まずこの利用年代別のボリュームゾーンがあなたの事業のターゲットと合致しているのかをキチンと把握した上で活用しなければ効果を期待する個ことは出来ません。
制作費もサーバー代もかかりません。今日からすぐに無料で始められます。
PCを開く必要がなく、写真を撮ってその場で投稿できます。「今日の日替わりランチ」「急な臨時休業」など、リアルタイムな情報を届けるのに最適です。
ホームページは待っていても人は来ませんが、SNSは「おすすめ」に表示されたり、リポスト(シェア)されたりすることで、知らない人に認知される爆発力があります。
「いいね」やコメント機能で顧客と直接コミュニケーションが取れるため、ファンの育成(リピーター化)に向いています。
飲食・美容・アパレル・イベント・バイク/車系などは特に強力。世界観・雰囲気を直感的に伝えられる。
プラットフォームは他社の持ち物です。運営側の規約や仕様の変更でデザインが勝手に変わったり、それまで出来た事が出来なくなったり、逆に余計な機能の追加で使い勝手が悪くなったり。最悪の場合、サービスそのものの終了やアカウント凍結(BAN)されれば、今まで積み上げてきたものが一瞬で消えるリスクがあります。SNSだけしか情報発信ツールがない場合はこれが一番リスキーだと考えます。
SNSは新しい投稿が上にくる「時系列」のメディアなので、顧客が知りたい「料金表」「アクセス」「メニュー詳細」「会社の理念」などの固定情報が、日々の投稿に埋もれてしまいがち。
「地域名 + 業種(例:〇〇市 リフォーム)」などで検索した際、SNSのアカウントは検索結果の上位に出にくい構造になっています。SNSをやっていない層(アカウントを持っていない人)には中身が見られない場合があり、機会損失の可能性も高くなります。
特にB2B(対企業)取引や、高額商品を扱う場合、「SNSのアカウントしかない」となると、「実態はあるのか?」「ちゃんとした会社なのか?」と不安がられます。また、銀行融資や補助金申請の際も、きちんとしたホームページがある方が有利です。
全ての使用者が同じフォーマットで利用するため、デザイン・導線・CTA(問い合わせ動線)で競合との差別化を図りにくくブランディングの自由度、カスタマイズ性が低い。
SNSのホームページ代用は、事業スタート時どうしてもホームページに予算を避けられない場合の当面対策としては仕方ないけれど、本気でWEBからの問い合わせや顧客づくりを考えるのならば、母艦(マザーシップ)となるホームページは必要であると断言します。
各種SNSは想定ターゲットに対しての戦略拠点(サテライト)として、若者層ならばインスタやXで、中高年ならFacebookで、費用と手間を惜しまないのならばYoutubeチャンネルで情報発信を行い、そこからの流入を母艦となるホームページに集約させ、SNS上では伝えきれない深掘りした情報の提供、来店や問い合わせを促すコンテンツの組立まで、ターゲット層の行動を含めた全体イメージを持って活用する事がベストかと考えます。
