クラウドソーシングとは、企業や個人がネット上で業務を発注する仕組みを指します。ここにはホームページ制作以外にも様々な技術やスキルの提供者が登録しており、必要な業務の外注先を探す事が出来ます。有名なところでは、TVCMもやっている『ココナラ』をはじめ、『ランサーズ』『クラウドワークス』などがありますね。
クラウドソーシングのメリット、デメリットとは…。
多くのクリエイターが登録しており、価格競争が起きているため、通常の相場よりも安価に発注できる傾向があります。「5万円でHP作ります」といった格安パッケージも多数見つかります。
過去の利用者の「口コミ評価」や「受注件数」、「ポートフォリオ」がプロフィール画面で見られるため、実力をある程度事前に判断できます。
直接取引で一番怖い「お金を振り込んだのに連絡が取れなくなった」という事態を防げます。サイト側が納品完了まで代金を預かるシステムがあるため、金銭的なトラブルは起きにくい。
「WixやShopifyでの構築だけ頼みたい」「特定のデザインテイストが得意な人」など、条件を絞って検索・募集ができるため、ピンポイントなスキルを持つ人を探せます。
誰でも登録できるため、プロだけでなく「スクールで勉強中の学生」や「副業の初心者」もいます。「安かろう悪かろう」(テンプレートに当てはめただけで、崩れているなど)になるリスクが直接依頼よりも高いです。
現実にYoutubeで『○○○で月ウン十万円稼ぐ方法』などとして動画制作、AI活用、各種デザインなどの講座に誘導し『この方法さえ知ればすぐに稼げます。まずはココナラでの案件獲得と制作会社への売り込み営業を頑張りましょう!』などと語っているのを見ると相当数の初心者が参入していると思わずにはいられません。そして初心者の案件獲得ために従来からの生業業者からすれば考えられない低価格競争に陥っている。という側面が顕在しています。
対面での打ち合わせがない(チャットのみが多い)ため、「こういうサイトを作りたい」という要件を、文章で的確に伝える必要があります。指示が曖昧だと、思っていたものと違うものが納品されます。
システム利用料(発注金額の5〜20%程度)が上乗せされる、または提示金額に含まれているため、クリエイターの手取りは意外と少なく、モチベーションに影響することがあります。
基本的に「納品して終わり」の単発契約(スポット契約)が前提です。半年後に修正したい場合、その人がすでに登録を辞めていたりする事もあり、長期的な保守パートナーにはなりにくい側面があります。
私としては、ホームページを作るのであればぜひK-FRONT FACTORYへと言いたいのがホンネではありますが、
これらサービスのメリットがデメリットを越え、お客様にとって一番都合にあったものであれば、ご利用を否定するものではありません。
私自身数回この発注側、受注側共に登録し取り引きを行った経験がある身として改めて次の4つの注意点をお伝えします。
同業の登録者がひしめき合っているために、価格競争の影響を受け低料金過ぎる傾向が強いです。 これは依頼者側からすれば願ったり叶ったりだとは思いますが、受注側からすると成約前の提案対応の回数はなかなか多い上に、成約に至らないというケースも普通で、作業コスト面からみて効率は決して良いとは思えません。結果的に料金並みのクオリティになってしまう恐れがあります。
前述の状況からホームページ制作を生業としている者にとっては積極的な利用にはなりにくく、デザイン学校の学生や一定スキルを身に付けた人が副業的に小遣い稼ぎとして登録している人がかなり多いと思われます。そのスキルはバラバラで成果物のクオリティに差が出やすいです。
サービスシステムの中での商談、提案、制作物納品、支払いを完結させることで、安心安全に取り引きができますが、依頼者、受注者双方の電話番号やメールアドレスは交換してはいけない事になっています。制作者の自社サイトのリンクも出来ません。ここで繫がって別の所で取り引きをされたら運営者側にお金が入ってこないので当然の利用ルールですね。
システム上でチャットのやり取りしか出来ない中で、どこまでお客様の要望をくみ取れるのか、制作者側からの提案がどの程度お客様に伝わるのかに不安が残ります。
店舗紹介サイトであれば実際に、店舗に赴き取扱商品や陳列方法、内装やディスプレイ、スタッフの動きなど様々な所から、そのお店のコンセプトや特徴をどの様にホームページで訴求するか検討、提案する方がより中身の濃いものに繫がると思います。
お互いの直接連絡先は交わせませんから、完成後のホームページ運用や更新管理についてもシステム内のチャットを通じて行うしかありません。その時に必ず制作者がシステム内に在籍しているとは限りません。連絡をしたくても直連絡先も分かりません。安くて納得出来るものが出来たとしても、その後に不安が残ります。
時代のニーズに合わせた便利なサービスではありますが、運営システム内で完結させなければならないというある種の足かせがあるのも事実です。
ですので、お客様側としてもサーバー、ドメイン確保、サイト構成、全体のデザインイメージ、ターゲット層などシッカリとした構想を明確にしておく事が重要です。
同時に制作後の更新保守に関しても、ご自身で対応出来る操作スキルの取得も必要になろうかと思います。
もし、これらにご不安があるのでしたら、個人事業主の制作業者でも制作会社でも頼りにして頂いた方が、長い目で見ても安心ではないでしょうか。
ホームページ制作・改善・運用について、「何から始めればいいか分からない」段階でも大丈夫です。
お見積り・ご相談は無料ですので、まずはお問い合わせフォームまたはお電話でお知らせください。
