Date:2026-01-02

ホームページって幾らで出来るの?COLUMN #1

およそ20年以上に渡ってこの仕事に携わってきて、友人の何気ない質問やお客様からのお問い合わせで一番多いのがこの質問です。 街を歩いていて金額が目に入ることはなく、店頭に同じものが並んでいて比較検討ができる様なところもありません。 ホームページ制作の新聞広告などまず見かけませんし、ネットで検索すると『初期費用0円、月々数千円』なんていう激安感満載の所もあれば、数十万、プランによっては100万円クラスもざらに見かけます。ホント、一般の方からしたらどの辺りが妥当な料金なのか検討もつかないでしょう。

ラーメンって幾らで食べれられる?

例えば外国人に『日本に行ったらラーメン食べたいんだけど幾らで食べれる?』と聞かれたら? ラーメン…。 袋麺なら100円ちょっとで食べられます。 簡単に食べられるカップ麺なら250円~高くても400円位。 街中のラーメンチェーン店なら500円位~1,000円。 最近はやりのブランド展開している人気のラーメン店だと1,200円とか1,500円とか? 高級本格中華店で貴重な具材が乗るラーメンとかになると2,000円以上も当たり前。 『ラーメンを食べる』という意味では全て同じですが、その金額は100円から2,000円とかなりの差があります。 『ラーメン食べるのに幾ら?』と聞かれたら、一番に思い起こすのは街中のラーメン屋の金額なのでしょうけれど、相手はもしかしたら世界的にも人気のNISSINのカップヌードルが食べたいのかもしれないし、フカヒレなどが入っている高級中華をイメージしているのかもしれません。 ですから、あなたは『どんなラーメンが食べたい?』『味は?醤油系、塩系、味噌、とんこつ、それかジロー系ってのもあるけど?』など幾つか相手の希望を確認するのではないでしょうか。そんな中で『サッポロ一番塩ラーメン!』と言われた日には『え?! 袋麺でいいの?w』ってなりますけれど。(笑

ホームページ制作費用の中身

ホームページ制作の費用が決まる要素は「どんな内容のホームページを作るのか」×「どこに依頼するのか」です。

1.どんな内容なのか。

会社や商業店舗サイトであれば、一般的に事業案内(商品紹介)、会社概要(店舗案内)、問い合わせ先(アクセス情報)が最低限のメニューですね。 更に内容を濃くしたいとなれば、商品やサービス毎の詳細ページや実例紹介なども必要でしょう。
加えて、公開サイトの更新管理は自社でやるのか、制作業者に作業依頼をする前提か。
デザインはシンプルなものなのか、細かい部分までシッカリ作り込むのか、動きのある要素も含めた印象の高いウェブサイトがいいのか…。

まずは、大体で構いませんので、「こんな内容のホームページにしたいな。」「同業他社では、ここのホームページの内容がイメージに近いかな。」「予算は大体○○円かな。」と、この辺りを想定しておいて頂けるとご希望がイメージし易いです。

その上で、代表的なホームページ制作事例の費用感は以下の様になります。

LP(ランディングページ)

  • 規模:1枚の縦長ページ/リスティング向け
  • 相場:10万〜60万円

コーポレートサイト(小規模)

  • 規模: 5~10ページ程度/事業案内、求人案内など
  • 相場:30万〜80万円

ECサイト(ネットショップ)

  • 規模:10ページ以上/買い物機能付き
  • 相場:100万〜500万円以上(機能により青天井)

2.どこに頼むのか。

柔軟に対応してくれるところがいいのか、専門のプロの手でキッチリと仕様を決めて提案してくれるところか。 自分の希望がしっかりと制作に反映出来るところか、お任せで完璧なものを作ってくれるところか。 出来るだけ安価で上げたいのか、費用が掛かってもシッカリとしたものを作ってくれるところか。 取り敢えず今回だけ作ればアフターは不必要か、公開後もずっとサポートをしてくれるところか。という事なども踏まえて検討しましょう。

ホームページ制作依頼先としては主に次の3つの事業形態があります。

① 個人事業主(フリーランス)
② 中小法人制作会社
③ 大手制作業者

これら事業形態別にその相場と特徴を挙げてみましょう。

① 個人事業主・フリーランス

  • 相場:10万〜30万円(凝ったものでも50万円位まで)
  • 維持費:月額 0円〜5,000円 「保守は自分でやってください」というスタンスが多いです(その分安い)。
  • 概要: 企業に属さず個人で活動しているクリエイターです。「ココナラ」や「クラウドワークス」などのアウトソーシングサイトで探すケースもほぼここに含まれます。 
  •  なぜ安いのか: オフィス家賃や余計な人件費などの固定費がかからないため、制作会社の費用以下で請け負うことが可能です。
  • 注意点: デザインからコーディングまで一人で行うことが多く、「デザインは良いがシステムに弱い」などスキルに偏りがある場合があります。また、病気などで突然連絡が取れなくなるリスクも考慮する必要があります。

② 中小規模の制作会社(従業員数名〜数十名)

  • 相場:50万〜200万円(大規模なものは軽く300万円〜)
  • 維持費:月額 1万〜5万円 サーバー管理代行、修正対応、セキュリティ保守などが含まれます。
  • 概要: 日本で最も一般的な依頼先です。ディレクター、デザイナー、エンジニアがチームで制作します。
  • 特徴: テンプレートを使わず、企業のブランドに合わせてオリジナルで制作する場合、少ないページ数でも最低で50万円〜がスタートラインになります。「スマホ対応」「基本的なSEO対策」「お知らせ更新機能(CMS)」などが標準セットになっていることが多いです。
  • 選び方: 「デザインに強い」「システム開発に強い」「特定の業界(医療や美容など)に特化している」など、会社ごとに色がはっきりしています。実績を見て自社の好みに合う会社を選ぶのが成功の鍵です。

③ 大手制作会社・広告代理店

  • 相場:300万円〜数千万円
  • 概要: 有名企業のキャンペーンサイトや、大規模なポータルサイトなどを手がける会社です。電通や博報堂系列、またはWeb業界での老舗有名企業などが該当します。
  • 特徴: 単に「サイトを作る」だけでなく、事前の市場調査、ブランディング戦略、プロのカメラマンによる撮影、公開後の大規模な広告運用までをトータルで設計します。
  • 注意点: 制作費とは別に、ディレクション費(進行管理費)だけでも数百万円かかることがあります。中小企業が依頼するにはオーバースペックになることが多いため、明確な目的(上場に向けたブランディングなど)がある場合に選ばれます。

中小制作会社も大手も、部分的にフリーランスに業務をアウトソーシングするケースも多く見られます。

『ホームページを作るのには幾らかかるの?』への答えは、『はい!○○円です!』とはならず、どの様な内容をどこに頼むのかで大きく変わるという事はまず理解しておいて頂きたい。
おそらく、当サイトをご覧になっている方の場合は、大手制作会社に数百万円~数千万円をかけて依頼するという事はないでしょうから、現実的には私の様な個人事業か中小(どちらかといえば小寄り)の制作会社が予算的に見た場合は妥当な依頼先ということになるのではないでしょうか。

次のコラムでは、大手を除くこの中小制作会社と私たち個人事業の制作事務所の比較、メリットデメリットをお伝えしようと思います。

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